舞台用語辞典「」行

なぐり
舞台用カナヅチのこと。
柄の長さが平均1尺4寸(42センチ)くらいで非常に長い。
しかも柄が長ければ長いほど偉いとされ、腰にぶら下げると床まで達しそうになるほどの長い物をぶら下げている大道具さんもいる。
こういう人はぶら下げる奴と実際に使用する奴の2本を使い分けるが、仕込の日に短いなぐりを忘れてくると、しょっちゅう指を叩いていたりする。
二重(舞台)(にじゅうぶたい)
二重と言ったり、二重舞台と言ったりする。
平台をなどを使い舞台の上にもう一段高い場所を作り上げたもの。
安上がりで豪華に見えるため、海賊船Uでは良く使われる。
人形(立て)(にんぎょう(だて))類:支木(しぎ)
平面の大道具が倒れないように、客席から見えないように立てる三角形の支え。
まだ新人の頃「お前らが歩く時に人形に引っかかるからセットが揺れるんだ。気をつけろ」と怒られたが、セットのどこにマネキン人形があるんだろうとすごく疑問に思った事がある。
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