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-2006年12月20日の道楽日記-

静かな演劇って、なんだぁ〜!?

思い出したように先々週見た芝居のことなぞ書いてみる。

その作品は、静かな演劇として一斉を風靡してたとある作家さんのホンを使ったものでした。

私は、その<静かな演劇>といわれたものがブームになっていた頃、あまり芝居を見てなかったので、それがどんなもんなのかよくは知りません。

が、そのとき見た作品は、きっと「そうじゃないだろう」ってモノだったのではないか?
と思ったのですよ。

私は常々、芝居は何でもアリだとは思ってますが、
映画やテレビドラマと根本的に違うのは、ナマモノであるところと、あとひとつは、エンターテイメント性だと思うのですよ。

何気ない会話を何気なくするだけだったら、それはなにも舞台でやる必要なんてないんですよ。
そういうのは、『何気なく見る』人の多いであろうテレビでやっとけよって話。

いや、別にテレビにエンターテイメントがいらないと言ってるわけじゃない。
そんなことを言ったらテレビマンに怒られる。

あ、そうだ。
全然関係ないけど、キッズ・ウォーってドラマの演出をしてたのは私の友人なんですが、
彼は舞台を作るときとテレビドラマを作る時は、どういう風に感覚が変わるんだろうか?
ちょっと興味があるところですな。

それはさておき。

静かな演劇ねぇ・・・
それって新劇とは違うのかねぇ?

あ、でも新劇こそテレビドラマに近い気がするけど、
あれはあれで、つくりがドラマチックな感じがするから、
それはそれで舞台としてやることの意味はあるんだろうね。

というか、普通<舞台>っていうと、そっちをイメージする人が多そうな気も。

じゃぁ静かな演劇ってなんなんだ?
ってことなんですが。

ふーむ。
私が想像するに、きっと非日常的なまでに日常的な会話を作りこんでいって、
心情の描写をキメ細やかに映し出す、なんかあるいみ究極の日常性の張り詰めた空気感。

・・・ってなんだそりゃ、って感じですが(^^;

非ドラマチックなものを究極的なまでにドラマチックな作りこみをするような。
って書いたら余計にわかりづらいですが(汗)

ある意味、極めてマゾヒズティックでナルシスティックな形態なんじゃないだろうか?
って思ったりする。
(違ってたらゴメンって感じですな(^^;)


・・・あ、でもそうやって書いてみると、
自分自身の作風にも、マゾヒズティックでナルシスティックな部分は多いにあったりもするね。

そうか、出来上がった形態は違えども、作り手側の心情としては同じことなんだな。
ハァ。


って、何のことを言ってたのかわかんなくなってきましたが。

オモテに露出する形態はどうあれ、大事なのは大もとの表現にいたる欲求の部分なんだろうという結論に、勝手に達してしまった私なんですが、どうでしょうか?

きっと先々週見た某お芝居は、そこんところが決定的に足りないんだろう。
形を作ることに意識をとらわれてしまって、表現のナンタルかが足りないんだろう。


誤解を承知で言うけど、
全然回りには理解不能なんだけど、『なんかこうしてこうするとスゴイじゃん、ウケケケ・・・』っていう部分が必要なんじゃないかな?
って思うのね。


とは言っても、、、
そんな人ばかりでは、芝居作りの現場が成り立たないってこともよく知ってますが(笑)

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